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当院にて、切らない皮膚移植®︎を実施した患者様の施術部位写真です。

  • 左:施術前、赤みを帯びたクレーター状のニキビ跡(赤丸の箇所)がございました。
  • 右:2回の施術後、赤みだけでなく凹みも、ほぼ目立たない程に改善しております。

当院ではレーザーなどの肌を傷つける方法ではなく、幹細胞を用いた「蘇らせる」治療方法を行なっております。

ここで、幹細胞の皮膚再生及び傷跡再生への効果を示した論文を紹介いたします。

以下、深い傷跡の治る過程を表した図です。(a)では、傷跡の治癒過程の最初の段階を表しています。(b)は、幹細胞を全身または局所に投与した段階です。ここではコラーゲンが沈着する事により、皮膚の内的な再生過程を促します。(c)では、幹細胞の投与なしでは傷跡が深い場合、目に見える傷跡が残ります。幹細胞を投与する事で、炎症の治癒が起こり、見た目も綺麗に修復する事が出来ます。

皮膚は、表皮、真皮、皮下脂肪の3つの層で構成されています。皮膚の上皮は生涯にわたって自分で複製する能力を持っており、再生することが出来ます。しかし、炎症が重篤である場合、上皮だけで炎症を治め再生する事は、皮膚の修復のプロセスにおいて十分ではなく、傷跡が固くなり残ってしまいます。ここで、表皮の下層にある基底層という皮膚の層において、表皮の幹細胞が皮膚を再生する事が出来ます。このようにして、幹細胞は深く広範囲の傷跡に対しても、綺麗に修復するように促すのです。

https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC5682068/